元銀行マン足立崇真著者の銀行融資の基本のキの本を読みました。
構成は下記の通りです。
①第1章 必要なお金を見極めろ-融資の目安を把握しよう
・「小学校の算数」で即わかる!本当に会社が必要とする金額
・「運転資金編」決算書でわかる!借入できる金額の計算方法
・「設備資金編」決算書でわかる!借入できる金額の計算方法
②第2章 銀行員のシビアな目線-銀行の信用格付の仕組みを知ろう
・「信用格付けの舞台裏‐大区分「債務者区分」と小区分「格付けランク」評価
・「重要性ポイントはここだ!貸借対照表の補正項目(実践型チェックシート)
・ 知らないなんてもったいない?損益計算書の補正項目(実践型チェックシート)
③第3章 銀行融資は何に融資するのか-審査の仕組みを徹底攻略
・融資の構成要素と銀行から見たリスク判断
・改めて考えたい「融資」の基本とは
・知るほど得する銀行融資の理由付けのホンネ
④第4章 銀行とのコミュニケーションの重要性-最強タッグを組め
・「運転資金」とは何なのか-意識の大きなズレを知ろう
・銀行員の事業内容への解像度をあなたの言葉で高めよう
・会社の過去と未来への目線の違い-目指す目標は同じ!
タイトルには書いてある通り本当に融資の基本のキの部分の話です。
ただ経営者様や数字に強いと思われている会計事務所さんでも融資のことって知っている方って少ないです。会計事務所で作る決算書って税務申告の為のものが多いので融資の事を考えて作っていなかったりしますし、また融資の事を考えて作っているんだろうなぁと決算書もありますが、この本にも書かれますが、銀行の補正項目があるので融資を受けるのに意味がなかったりしますw
そういう部分を考えて決算書って作成しないといけないんですが、結局はそれも知っているか知らないかだけの話です。読みやすい内容なので経営者様や会計事務所関係者に是非読んでほしい一冊でした。