著者乾比呂人様の相続税金対策の教科書ってタイトルの本を読ませて頂きました。
構成は以下の通り
①第1章地主業を守るための税金対策
・先代が元気のうちにやっておく対策
・不動産でお金を増やすコツ
・地主業を次世代に託す為の活動
・財産を相続させるための備え
・財産を相続したらやるべきこと
②第2章先代社長と2代目社長が学ぶべき税金の知識
・事業承継させるための準備
・2代目社長がやるべき税金対策
③第3章高給取りが身につけたい税金の知識
・個人で副業を始めよう
・副業を法人化しよう
・法人を事業承継させよう
④第4章税理士と良好な関係を築く方法
・よい税理士の条件
・よい税理士との付き合い方
元国税調査官で税理士の著者が国税調査官時代からの経験で「税理士の実力不足による税金対策」を目の当たりし、「この人も別の税理士に依頼していれば有利な相続対策が行えたのに、多額に報酬を払ったうえに税額は下がらずに家族内でもめている。他人ごとながら可哀想だな」と思ったことが多々あるそうで本の内容は相続税の対策だけのテクニックでなく遺言や次世代に承継させるための心構えや税理士の選び方・相続人同志でもめないようにどうすればいいか、などが書かれております。
税金対策では生前贈与や子供が結婚したらの場合や不動産管理会社の設立など。
副業や法人成りなども描かれており幅広い話となっています。
税理士選びの話も中々面白いですよ。実際にあるある話ですw